野菜がとってもおいしく育つ
環境が江刺にはあります。
今日も、明日も、その次の日も、
毎日新鮮な野菜を
江刺から食卓へお届けします。
気候、土壌、水、そして何より、ひたむきに野菜と向き合う一軒一軒の農家。
鮮度にこだわった「産地江刺」の野菜をぜひ味わってください。

きゅうりは鮮度が命。収穫してから何日も経ったものは決して出荷しません。きゅうりを栽培している農家では、収穫時期には日の出前から畑に入り収穫を始めます。しかも、収穫するときはワンタッチ。鮮度を維持するために、人の手で触れるのは一回限り。そして、収穫したきゅうりはすみやかに出荷作業にまわされます。すべては新鮮な状態でお届けしたいから。翌日には皆様の食卓にお届けするためです。

江刺のトマトは美味い、とよく言われます。味が濃く、いつでも旬のおいしさを味わえます。地元の子供たちも江刺のトマトが大好き。トマトがおいしく育つ環境と、江刺の気候とがとてもよく合うので、ちょうど良い時期に植え付けを行い、一番おいしい時期に収穫することができます。トマトを栽培をしている農家では、トマトのおいしさを追求して日々研究に励み、仲間同士で意見を交わし、「江刺は野菜の産地だ」という気概を持ってトマト栽培に取り組んでいます。

江刺には「サララ」という品種の、自慢のピーマンがあります。身が薄く苦くないので、生でも食べることができ、子供にもとても食べやすい人気の品種です。サララは植え付けから収穫までの期間が短く、状態をよく観察しながら適宜適切な管理をしなければならないので、栽培が難しい品種です。それでも江刺では、おいしい野菜をお届けしたいという思いから、サララの栽培にチャレンジしてきました。最近では収穫量も増えてきたところです。ぜひ一度味わってみてください。

野菜作りは、楽しい。思い描いた形にはなってくれない。就農してからのことを振り返れば大変なこともそれなりにあったのかもしれませんが、それ以上に楽しかったことが浮かびます。仲間たちの存在が大きかったというのがあります。地域の野菜仲間と夜遅くまで議論を交わした日もありました。もしも自分一人でやっていたら、今の自分はなかったでしょう。おいしいと言って食べてくれる人がいるからこそ、楽しみながら、助け合いながら現在にたどり着くことができたと思っています。

標高250メートルの山間部。恵まれているとは言い難い立地条件の中で、地域の人に支えられながらピーマンを作り続けてきました。自分が作った野菜を喜んでくれる人がいることは、生産者にとって一番の喜びです。私はこの地域でできることを積み重ねてきました。そして、ここ数年は次世代に繋げたいと考えるようになってきました。全国に誇れる産地の生産者の一人として、また、次世代へのバトンを託す者として、私の挑戦はまだまだ続きます。