エリアの紹介 | JA江刺

エリアの紹介

Subtitle

位置

esashi_map_full

当地区は、岩手県中南部に位置し、西は北上川流域平野として拓けた穀倉地帯から、東は畜産・果樹に適した北上山系へと連なる、標高35mから種山ケ原の870mまで362.5平方キロメートルにおよぶ自然条件に恵まれた豊穣の大地を有し、温暖な気候は基幹産業である農業に最も適した、緑豊かな田園文化都市を形成しています。

技術を受け継ぐ物産品

tansu

江刺は物産のまちとして知られ、国の伝統工芸に指定されている岩谷堂箪笥をはじめ、岩谷堂羊羹、卵めん、金婚漬に代表される漬物類、味噌、醤油、煎餅など伝統的な特産品が数多く残っています。芸術品とも言える品々には、長い伝統に培われた確か技術が受け継がれています。中でも岩谷堂箪笥の起源は藤原清衡の時代までにさかのぼると言われ、地元産の良質なケヤキ、桐を使用。飾り金具には、鉄板や銅板にタガネで絵柄を打ち出す「手打ち金具」と南部鉄を鋳造した「型流し」があり、その重厚で華やかな装飾性は岩谷堂箪笥の最大の特徴です。漆を塗り重ねた重厚な外観は、時を経るごとに魅力を増していきます。

伝統芸能と祭り

hyakusika

農村部では、鹿踊りや剣舞、神楽など、古くから伝承されてきた郷土芸能が数多く保存されています。岩手県に伝わる鹿踊りは大別して「幕踊系」と「太鼓踊系」の二種類ですが、江刺の鹿踊りは太鼓踊系の流れをくんでいます。太鼓系鹿踊りの特徴は、長い腰指し(ささら)を付け、締め太鼓をダイナミックに打ち鳴らし、自らが唱える念仏調の踊り歌にのって勇壮に舞うというものです。八頭立てで群れをつくり踊ることから「八つ鹿踊り」とも呼ばれています。中でも毎年5月3日から4日に行われる江刺甚句まつりで鹿踊り14団体が一斉に出揃う「100鹿大群舞」はここ江刺でしか味わえません。江刺最大の祭りである「江刺甚句まつり」では、保存会や年祝連、町内屋台などがそれぞれに伝統を受け継ぎながら活躍しています。

歴史と文化が薫るまち

fujiwara

えさし藤原の郷平成5年にオープンした歴史公園「えさし藤原の郷」は、奥州藤原氏の歴史をたどりながら、みちのく東北の歴史と文化が体験できる初代清衡ゆかりの地のテーマパークになっています。NHK大河ドラマなどのロケ地など、多くの撮影に活用されている江刺を代表する観光スポットです。また、隣接してある「えさし郷土文化館」では、江刺の農業の紹介コーナーや貴重な文化財が展示されています。

kuramachi

蔵町モール地区の中心地である岩谷堂は、古くから北上川の舟運により物資の集散地として開け、交易の要衝として一時代を築いた市街地には、倉庫として利用された百棟余りの重厚な漆くいの壁に黒々と光るかわら屋根の「蔵」が点在しています。歩道を天然石の石畳にした歩行者専用道路「蔵町モール」では「蔵まち市」など各種イベントを行って魅力ある市街地となっています。

meiji

明治記念館明治7年4月、県内初の病院として建設された「共立病院」は、江刺郡民の熱意と寄付金により、西洋医学の殿堂として誕生しました。戦後は菊田一夫原作ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」のモチーフとなったとされ、朝夕「鐘の鳴る丘」のメロディが流れています。県指定有形文化財です。

bisyamon

木造兜跋毘沙門天立像江刺藤里の愛宕神社に祭られており、トチ材の一木造で、ナタ彫りの技法が用いられています。11世紀ごろの制作とみられており、国の重要文化財に指定されています。

taneyama

種山高原宮沢賢治がこよなく愛した景勝地で、平成17年にその一部が国の名勝「イーハトーブの風景地」に指定されました。頂上からは、北に遠くは岩手山・早池峰山、東に五葉山、西には奥羽山脈と北上平野を一望に収める360度の大パノラマが楽しめます。