寒さに強く冬場の新野菜 「アレッタ」に挑戦

アレッタの出荷打合せ会

アレッタの出荷打合せ会

JA江刺野菜部会は、冬場の新たな葉物野菜の導入に向けて、アレッタの試験栽培に取り組んでいます。アレッタはケールとブロッコリーを掛け合わせた野 菜。JAは新たな品目導入で生産者の所得向上を図っていきます。25年度は生産者3人が約10㌃で栽培。2月半ばから始まった出荷は4月上旬まで続く見込 みです。
 JAの冬場のハウス栽培はシュンギクやホウレンソウが主。これらは他産地と競合するため、同部会は江刺ならではの新たな品目を検討し、アレッタに注目。9月中旬に定植し、2月19日から出荷が始まりました。
 アレッタは珍しさに加え、一度定植しておけば何度も収穫できるため出荷の回転率も高く、所得確保も期待できる野菜。寒さに強いため東北地方で作りやすいのも魅力です。味に癖がなく茎や葉、つぼみまで食べられ、料理の幅も広いのが特徴です。
 JAは、冬場に値段が上がるブロッコリーに替わる品目となるか注目。今年度産は収量も少ないため、袋詰めの出荷で地元を中心に江刺ふるさと市場で販売しています。
 小原得志さん(59)は「作りやすい品目だが、情報が少ないので技術で不明な点が多い。販売金額が、シュンギクなどと肩が並べば期待が持てると思う」と話しています。
 アレッタに東北のJAが取り組むのは初めて。JA営農経済部園芸課の小澤英史職員は「試験栽培の結果を踏まえ、産地として導入できるか検討したい。珍しい野菜なので食べ方から提案し、消費者に味を知ってもらう機会をつくりたい」と期待しています。